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当院院長が2024年6月8日発行の日本経済新聞の取材を受けました。

【以下、本文より抜粋】

アリオ北砂内科・小児科(東京・江東)の八十島唯義院長も「腫瘍マーカーの値だけで一喜一憂することはない」と話す。
八十島院長のクリニックでも各種腫瘍マーカー検査を実施しており「がんへの不安から健康診断以外でも腫瘍マーカー検査を単独で希望される方もいる」。しかし八十島院長から患者に腫瘍マーカー検査を勧めることはないそうだ。「腫瘍マーカー検査は、国が推奨するがん検診には含まれておらず、早期のがんを検出する精度は高くない。私はむしろ毎年の健康診断をきちんと受けることをお願いしたい。その上でがんのリスクが気になるならば、定期的に胃や大腸の内視鏡検査などを、女性なら乳がん・子宮がん検査を受けることを勧める」 八十島院長は腫瘍マーカー検査の希望者には毎回そのように説明している。そして患者の希望で実施した腫瘍マーカー検査で基準値より高い陽性の結果が出た場合、信頼できる専門医や大学病院などを紹介し、診察や精密検査などを受けるよう助言を行う。
人間ドックなどで腫瘍マーカー検査を受けた場合、後日、郵送で結果だけが送付されてくる場合も多い。もし陽性の結果が出ても「恐れずに身近な医療機関にすぐ相談して」と八十島院長はアドバイスする。
現時点で腫瘍マーカー検査はあくまでもがん診断の入り口であり、補助手段に過ぎないと考えるのが適切だ。

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